「何となく働くのではなく、目標を決めてから始めたいと思っていました」
そう話すのは、未経験から仕事を始めて3か月になる、みずほさん。
美容や自分磨きを我慢せず、将来のための貯金も増やしたい。そんな思いから、限られた時間で収入を得られる仕事を探し始めました。
ただし、応募前は接客への不安が大きく、「人と話すのが得意ではない自分にできるのか」と何度も迷ったそうです。
初出勤後も、すぐに理想どおり働けたわけではありません。接客後の振り返り、出勤ペースの調整、写真やプロフィールの見直しなど、自分にできることを一つずつ積み重ねてきました。
今回は、仕事を始めたきっかけ、未経験から接客に慣れるまで、リピーターとの関係、自分磨きと仕事の両立について聞きました。
みずほさんのプロフィール
名前:みずほさん(仮名)
年代:20代後半
経験:未経験からスタート
在籍期間:約3か月
働き方:週2~3日を目安に出勤
目標:美容費と将来のための貯金を両立する
まずは自己紹介をお願いします
みずほさん:
みずほです。20代後半で、この仕事は未経験から始めました。
働き始めて、今で3か月くらいです。
最初は月に数回から始めて、仕事の流れや疲れ方を確認しながら、少しずつ出勤日を増やしました。
現在は週2~3日を目安にしていますが、予定や体調に合わせて毎回相談しています。
この仕事を始めようと思ったきっかけは?
みずほさん:
美容に使うお金と、将来のための貯金を両方確保したかったことがきっかけです。
ネイルや美容院、スキンケアなどは、自分にとって気分を整えるためにも大切でした。
ただ、普段の収入だけでは、生活費を払ったあとに美容や貯金まで十分に回すのが難しかったんです。
何かをずっと我慢するのではなく、限られた時間で収入を増やせる働き方を探して、この仕事を知りました。
求人を見つけて、すぐに応募しましたか?
みずほさん:
いいえ。かなり迷いました。
給与については魅力を感じましたが、仕事内容やお客様のことが分からず、怖いイメージもありました。
何店舗か求人を見比べて、
- 仕事内容が具体的に書かれているか
- 対応できないことを断れるか
- 給与から引かれる費用があるか
- トラブル時に店舗へ連絡できるか
- 写真やSNSが強制ではないか
を確認しました。
最終的には、面接で詳しく聞いてから判断しようと思い、応募しました。
応募前に一番不安だったことは何ですか?
みずほさん:
接客です。
私はもともと、人と話すのがすごく得意なタイプではありません。
お客様と会話が続かなかったらどうしよう、緊張して何もできなくなったらどうしようと思っていました。
それから、説明されていないことを求められたときに、本当に断れるのかも不安でした。
面接では、できないことを無理に「できます」と言う必要はないと説明されました。
接客中でも不安を感じたら中止して店舗へ連絡できると聞き、少し気持ちが楽になりました。
面接ではどのようなことを確認しましたか?
みずほさん:
希望する出勤日数や時間帯、目標にしている収入について聞かれました。
ほかには、顔出しができるか、写真を掲載してよい媒体、対応できない仕事内容なども確認されました。
私は顔を出したくなかったので、そのことも最初に伝えました。
写真を掲載する場合でも、加工方法や掲載先を相談でき、公開前に本人が確認できると説明してもらいました。
給与についても、バック表を見ながら計算方法を聞けたので、求人の数字だけを見るより分かりやすかったです。
初出勤の日はどうでしたか?
みずほさん:
お店へ向かうまでは、すごく緊張しました。
何度も「今日は説明だけにしてもらおうかな」と考えていました。
到着後に、仕事の流れ、禁止事項、店舗への連絡方法、給与について改めて説明を受けました。
最初のお客様についても、接客前にコースや注意点を確認できました。
初回はスタッフさんがホテルの部屋前まで同行してくれたので、一人で向かうより安心できました。
最初の接客を終えたときの感想は?
みずほさん:
「無事に終わった」という安心感が一番大きかったです。
お客様も、私が初出勤だと分かったうえで、落ち着いて接してくださいました。
それでも、自分では思っていた以上に緊張していたようで、接客後はかなり疲れていました。
受付へ戻ってからスタッフさんに感想を聞かれ、次の仕事まで休憩したいと伝えました。
初日に何件も頑張ることより、自分がどのくらい疲れるのかを知ることが大切だと思いました。
働き始めてから、どのように出勤ペースを決めましたか?
みずほさん:
最初から長時間の出勤を入れず、短めの時間から始めました。
実際に働いてみると、接客時間だけでなく、準備や気持ちの切り替えにもエネルギーを使うと分かりました。
現在は週2~3日くらいですが、毎週固定ではありません。
予定が詰まっている週は減らし、余裕がある週は少し増やしています。
無理をして出勤しても、疲れた状態では自分もお客様も落ち着いて過ごせないと思うので、休む日も大切にしています。
収入の目標はどのように決めていますか?
みずほさん:
最初に、「美容費」「生活費の補助」「貯金」と、目的を分けて考えました。
ただ大きな金額を目標にするだけだと、必要以上に出勤を増やしてしまいそうだったからです。
毎月必ず同じ金額になる仕事ではないので、予約状況によって変わることも考えています。
受け取った給与は、その日のうちに使う分と残す分を分けています。
収入が増えたからといって、全部使ってしまわないように気をつけています。
仕事を始めてから、収入面で変わったことはありますか?
みずほさん:
美容に使うお金を、その都度心配しすぎなくなりました。
以前は美容院やネイルの予定が重なると、ほかの支払いまで不安になることがありました。
今は、先に生活費と貯金分を確保し、その範囲で美容を楽しむようにしています。
ただ、出勤すれば必ず希望どおりの収入になるとは考えていません。
仕事の件数は日によって違うので、毎回の金額だけで一喜一憂しないことも大切だと思っています。
リピーターのお客様は増えましたか?
みずほさん:
少しずつ、また会いに来てくださる方が増えてきました。
最初は、会話を盛り上げなければいけないと思い、無理に話題を探していました。
でも、たくさん話すことより、お客様の話を聞くことの方が大切な場合もあります。
前回話した趣味や仕事のことを覚えておき、次にお会いしたときに聞くと、喜んでくださることがあります。
特別な接客をしようとするより、一人ひとりの話を丁寧に聞くことを意識しています。
人と話すのが得意ではなくても働けましたか?
みずほさん:
働けました。
会話が得意でなければ絶対に向いていない、ということではないと思います。
お客様のなかには、自分からたくさん話したい方もいれば、静かに過ごしたい方もいます。
私は聞き役の方が合っていると分かってから、無理に話し続けることが減りました。
最初から完璧に接客できる人は少ないと思います。
仕事を重ねながら、自分に合う接し方を見つけていくものだと感じています。
写真やプロフィールで工夫していることは?
みずほさん:
顔出しはしていません。
写真は、顔が分からない角度や、首から下を中心に掲載しています。
公開前に自分で確認し、髪型やアクセサリーなど、知人に気付かれそうな特徴がないかも見ています。
プロフィールについても、学校や昼職、詳しい居住地などは載せていません。
源氏名も、普段使っている名前とは離れたものにしました。
身バレの可能性を完全になくすことはできませんが、公開する情報を一つずつ確認するようにしています。
写メ日記やSNSは使っていますか?
みずほさん:
できる範囲で写メ日記を使っています。
毎日更新するのではなく、出勤予定を伝えたいときや、お客様へのお礼を書きたいときに投稿しています。
個人のSNSとは完全に分けています。
同じ写真、文章、絵文字の使い方が重ならないようにも気をつけています。
更新できない日は無理に投稿していません。
店舗側が投稿を手伝う場合も、公開前に内容を確認できるので、不安なことは伝えています。
待機時間はどのように過ごしていますか?
みずほさん:
スマートフォンを見たり、動画を観たり、休んだりしています。
個室待機室なので、周りの女性にずっと気を使わずに過ごせるのが助かります。
メイクを直したり、次のお客様に備えて少し横になったりすることもあります。
気分転換をしたい日は、近くのカフェへ行くこともあります。
待機時間も勤務の一部なので、自分が落ち着いて過ごせる方法を見つけることが大切だと思います。
美容や体づくりで意識していることは?
みずほさん:
外見のためだけでなく、体調を整えることを意識しています。
軽い運動やストレッチをして、姿勢や体力が落ちないようにしています。
食事を抜いて体重を減らすようなことはせず、出勤前後はきちんと食べるようにしています。
睡眠不足のまま働くと、気持ちにも余裕がなくなるので、遅い時間まで出勤した翌日は予定を詰めすぎません。
自分磨きも仕事も、体調を崩してしまったら続けられないと思っています。
働いていて落ち込んだことはありますか?
みずほさん:
あります。
予約が少なかった日や、お客様との会話がうまくいかなかった日は、自分に向いていないのかもと思いました。
周りの女性と比べてしまうこともありました。
スタッフさんへ相談すると、予約状況は曜日や時間、お客様との相性によって変わるため、一度の結果だけで判断しなくてよいと言われました。
プロフィールや出勤時間など、見直せる部分は相談しながら変えています。
それでも疲れているときは、無理に前向きになろうとせず、休むようにしています。
この仕事を始めて、自分自身に変化はありましたか?
みずほさん:
自分の希望を言葉にできるようになりました。
以前は、相手に嫌われたくなくて、断ることが苦手でした。
この仕事では、できないことや体調について伝えないと、自分が無理をしてしまいます。
「今日は休憩したいです」
「この内容には対応できません」
「予定より早く帰りたいです」
と伝えることも、働くために必要だと分かりました。
自分の状態を確認し、無理なときは無理と言えるようになったことは、大きな変化だと思います。
スタッフにはどのようなことを相談していますか?
みずほさん:
お客様について気になったことや、次回の出勤ペースについて相談しています。
たとえば、
- 次回は接客人数を減らしたい
- 仕事の間に休憩を入れたい
- 写真の掲載方法を変えたい
- 連絡してほしくない時間帯がある
- 特定の接客内容に不安がある
といったことです。
男性スタッフへ話しにくい体調やプライベートの悩みについては、女性メンターへ相談する方法もあると聞いています。
一人で結論を出す前に、まず相談してみようと思えるようになりました。
今後の目標を教えてください
みずほさん:
目標にしている貯金額まで、無理のないペースで続けることです。
収入を増やすために出勤日を詰め込むより、また会いたいと思ってくださるお客様を大切にしたいです。
美容や運動も、自分を追い込むためではなく、気持ちよく生活するために続けたいと思っています。
仕事だけが生活のすべてにならないように、休みの日や自分の時間も大切にしたいです。
これから応募を考えている女性へメッセージをお願いします
みずほさん:
大きな目標があっても、最初から無理をする必要はないと思います。
私も、始める前は早く結果を出さなければと考えていました。
でも、実際には仕事の流れに慣れ、自分の疲れ方や接客ペースを知ることが先でした。
応募したから必ず働かなければならないわけではありません。
仕事内容、給与、写真、身バレ対策、困ったときの対応を聞いてから判断できます。
できないことを無理に引き受けず、自分が納得できる働き方を選んでほしいです。
MILIA編集部より
みずほさんが働き始めてから大切にしてきたのは、収入の数字だけを追いかけることではなく、目標と働き方を結びつけることでした。
収入は、出勤日数、勤務時間、予約状況、指名などによって変わります。
短期間で特定の金額を必ず得られるものではなく、すべての女性が同じ結果になるわけでもありません。
そのためMILIAでは、確認できていない日収・月収を、実際の店舗実績として掲載しません。
面接では、給与の計算方法、バック表、控除の有無、保証制度などを確認したうえで、自分の生活や体調に合う出勤計画を考えることが大切です。