「短期間で収入を増やしたい。でも、無理な働き方はしたくありませんでした」
そう話すのは、未経験から仕事を始めて約半年になる水菜さん。
応募前は、お客様のことや仕事内容、自分にも予約が入るのかなど、不安なことばかりだったといいます。
最初から順調だったわけではありません。接客後に落ち込んだり、思った以上に疲れて出勤ペースを見直したりしたこともありました。
それでも、分からないことをスタッフへ相談し、目の前のお客様を大切にしたことで、少しずつ再会を希望してくださるお客様が増えていったそうです。
今回は、仕事を始めたきっかけ、初出勤の思い出、現在の働き方、指名が増えるまでに意識したことを聞きました。
水菜さんのプロフィール
名前:水菜さん(仮名)
年代:20代後半
経験:未経験からスタート
在籍期間:約6か月
働き方:週2~3日を目安に出勤
この仕事を始めようと思ったきっかけは?
水菜さん:
まとまったお金が必要になったことがきっかけです。
普通のアルバイトも考えましたが、長い時間を使うより、限られた日数で収入を増やせる仕事を探していました。
ただ、求人を見つけてすぐに応募したわけではありません。
仕事内容もよく分かっていませんでしたし、怖いお客様が来たらどうしようという不安もありました。
何店舗か求人を見比べて、給与だけではなく、仕事内容や禁止事項、困ったときの対応まで説明されているかを確認しました。
応募前に一番不安だったことは何ですか?
水菜さん:
一番はお客様のことでした。
どのような方が来るのか分かりませんし、強引な要求をされたときに本当に断れるのかも心配でした。
もう一つは、自分にも仕事が入るのかという不安です。
自分に特別な自信があったわけではないので、「応募しても誰にも選ばれないかもしれない」と考えていました。
面接では、お客様の受付方法や、未経験者へ案内するお客様の考え方も聞きました。
説明にないことを求められた場合は接客を中止できると分かり、少し安心できました。
面接ではどのようなことを聞かれましたか?
水菜さん:
希望する出勤日数や時間、どのくらいの収入を目指しているかを聞かれました。
顔出しができるか、写真をどこまで掲載できるか、対応できないことについても確認がありました。
最初は「何でもできます」と答えた方が採用されやすいのかなと思っていたんです。
でも、できないことを無理にできると言わなくてよいと説明されたので、正直に伝えました。
給与の仕組みや控除がないこと、日払いの方法についても、バック表を見ながら確認できました。
初出勤の日はどのような気持ちでしたか?
水菜さん:
お店へ向かう途中は、かなり緊張していました。
直前まで「今日は説明だけにしてもらおうかな」と考えていたくらいです。
到着後に、仕事の流れ、禁止事項、店舗への連絡方法などをもう一度説明してもらいました。
最初のお客様についても、どのような方なのか、何分のコースなのかを接客前に確認しました。
初回はスタッフさんがホテルの部屋前まで一緒に来てくれたので、一人で向かうより安心できました。
初めてのお客様はどのような方でしたか?
水菜さん:
お店から、私が初出勤であることを事前に伝えてもらっていました。
お客様もそれを分かったうえで、ゆっくり話してくださったので、想像していたほど怖くありませんでした。
接客後は、安心した気持ちと、すごく疲れた気持ちの両方がありました。
受付へ戻ったあとにスタッフさんから感想を聞かれて、「今日は少し休憩したいです」と伝えました。
初日からたくさん接客することより、まずは仕事の流れに慣れることが大切だと思いました。
現在はどのくらい出勤していますか?
水菜さん:
現在は、週2~3日くらいを目安にしています。
毎週必ず同じ日数ではなく、体調や予定を見ながら調整しています。
最初は、出勤するなら長時間働いた方がよいと思っていました。
でも、無理をすると次の出勤まで疲れが残ってしまうことが分かったので、今は休憩も含めて予定を組んでいます。
忙しい日は接客が続くこともありますが、次の仕事を受けるか、少し休むかはスタッフさんへ相談できます。
入店当初と比べて、収入は変わりましたか?
水菜さん:
最初の頃よりは、安定するようになりました。
入店直後は、毎回どのくらい仕事が入るのか分かりませんでした。
少しずつ再会してくださるお客様が増えてからは、出勤前に予約が入る日もあります。
ただ、いつも同じ件数になるわけではありませんし、毎回高い収入になるとは考えていません。
出勤日数や勤務時間、予約状況によって変わるので、生活費のすべてを最初から当てにしすぎないようにしています。
指名やリピーターが増えた理由は何だと思いますか?
水菜さん:
特別なことをしたというより、前回話した内容を覚えておくようにしました。
仕事の話、趣味、好きな食べ物など、会話の中で印象に残ったことを自分なりに整理しています。
次にお会いしたときに、
「前に話していたこと、その後どうなりましたか?」
と聞くと、覚えていてくれたことを喜んでくださる方が多いです。
最初は会話を盛り上げなければと焦っていましたが、今は相手の話をきちんと聞くことの方が大切だと思っています。
接客で意識していることは?
水菜さん:
無理に明るく振る舞いすぎないことです。
お客様によって、たくさん話したい方もいれば、静かに過ごしたい方もいます。
最初は沈黙が怖くて、ずっと話し続けていました。
でも、それがかえって落ち着かない場合もあると分かりました。
相手の雰囲気を見ながら、自分も無理をしすぎない接客を心がけています。
できないことや苦手なことは、曖昧にせずに伝えるようにもしています。
写メ日記やSNSは利用していますか?
水菜さん:
写メ日記は、できる日に更新しています。
毎日必ず投稿するのではなく、出勤予定を伝えたいときや、お客様へのお礼を書きたいときに使っています。
個人で使っているSNSとは完全に分けています。
普段のSNSと同じ写真や文章を使用すると身バレにつながる可能性があるので、投稿内容が重ならないように気をつけています。
更新できない日は無理に投稿していません。
お店に相談すれば、投稿内容を一緒に考えてもらうこともできます。
待機時間はどのように過ごしていますか?
水菜さん:
スマートフォンを見たり、動画を観たり、少し休んだりしています。
個室なので、ほかの女性に気を使い続けなくてよいのが助かります。
Wi-Fiやコンセントもあるので、長めの待機でも過ごしやすいです。
気分を変えたいときは、近くのカフェへ行くこともあります。
出勤したら常に仕事をしているわけではないので、待機時間をどう過ごすかも意外と大切だと思います。
スタッフとの関係はどうですか?
水菜さん:
最初は、男性スタッフへ相談することに抵抗がありました。
でも、体調や接客で気になったことを伝えると、きちんと話を聞いてもらえました。
お客様について少しでも気になることがあった場合は、受付へ戻ったあとに共有しています。
疲れているときに無理をして続けるよう言われることもありません。
男性スタッフには話しにくい内容がある場合は、女性メンターへ相談できると聞いているので、それも安心材料になっています。
働いていて大変だったことはありますか?
水菜さん:
お客様の反応を気にしすぎてしまった時期がありました。
会話が盛り上がらなかったり、次の予約につながらなかったりすると、「私の接客が悪かったのかな」と落ち込んでいました。
スタッフさんへ相談したところ、すべてのお客様と相性が合うわけではないと言われました。
一度の接客だけで自分を否定しなくてよいと分かってから、少し気持ちが楽になりました。
疲れている日は早めに終わるなど、自分の状態を確認することも大切にしています。
この仕事を始めて良かったことは?
水菜さん:
収入面だけでなく、自分の希望を言葉にできるようになったことです。
以前は、相手に嫌われたくなくて、断ることが苦手でした。
この仕事では、できることとできないことをきちんと伝えなければ、自分が無理をしてしまいます。
接客やスタッフさんとの相談を重ねる中で、嫌なことは嫌だと伝えてよいと思えるようになりました。
お客様から「会えて良かった」と言ってもらえたときは、少し自信にもつながりました。
収入はどのように使っていますか?
水菜さん:
必要だった支払いを済ませたあと、今は貯金を増やしています。
働き始めた頃は、入った分をそのまま使ってしまいそうになりました。
でも、収入が毎回同じとは限らないので、使う分と残す分を分けるようにしています。
美容や趣味にも使いますが、最初に貯金分を確保してから考えるようになりました。
短期間で収入を増やしたい場合でも、その後どう管理するかは大切だと思います。
今後の目標を教えてください
水菜さん:
無理に出勤日数を増やすのではなく、今のペースを続けることです。
お客様の数だけを追いかけるより、また会いたいと思ってくださる方を大切にしたいです。
体調を崩して長く休むことになったら意味がないので、休憩や休日もきちんと取るようにします。
収入面では、目標としている貯金額まで続けられたらと思っています。
これから応募を考えている女性へメッセージをお願いします
水菜さん:
求人を見ている段階では、分からないことがたくさんあると思います。
私も最初は、怖いことばかり想像していました。
応募したからといって、その場で働くことを決める必要はありません。
仕事内容、給与、写真の掲載、困ったときの対応などを聞いてから判断できます。
早く稼ぎたい気持ちがあっても、できないことを無理に引き受けない方がよいと思います。
自分に合ったペースで続けられる環境かどうかを、面接で確認してみてください。
MILIA編集部より
水菜さんが少しずつ指名を増やせた背景には、無理に自分を作るのではなく、お客様との会話を大切にする姿勢がありました。
短期間で収入を増やしたいと思っていても、最初から長時間勤務や多くの接客を詰め込む必要はありません。
実際に働いてみて分かった疲れ方や、自分に合う接客数をもとに、勤務ペースは調整できます。
また、収入額だけでなく、給与の計算方法、控除の有無、日払いの方法についても、勤務前に確認することが重要です。
MILIAでは、収入のよい面だけでなく、仕事を継続するための体調管理や相談環境についても紹介していきます。